こんにちは、ばななさん。
昨日、「スウィート・ヒアアフター」を読みました。寝床で、旦那にお尻と足をくっつけてあったかみをわけてもらいながら、途中ではとてもやめられず一気に読みました。いろんな愛が書き込まれていて、読んだ後手に持つと本自体がじっくりと生暖かいような小説でした。
あとがきに「私の小説でなぜか救われる、なぜか大丈夫になる、そういう数少ない読者に向けて」と書かれていますが、私はそういう読者の1人です。しっかりと届きました。ありがとう。
いま私は妊娠中、しかもいよいよ臨月で、スイスに住んでいます。
3月からこっち、福島や日本から遠く離れていながらも心配したり泣いたり怯えたり怒ったりしつつ、初めての妊娠@異国に右往左往しつつ、とにかく日々を大波小波の上でどんどんサーフィンするみたいに暮らしてきました。
妊娠期間中って、きっと「スウィート・ヒアアフター」の主人公のようにではないけれど、やっぱり普通じゃない宙ぶらりんな独特の状態のような気がします。初産を前にして私はなんだかいよいよ死んでいく、でもそれはうれしいことにもつながっている、という心境なのです。
そんなときに、この本を読めて、ほんとうによかったです。
質問は、お正月にはやっぱり一年の目標みたいなものをたてますか? ちなみに2012年の目標がもしも決まっていたら、よかったら教えてください。
 
(はみ-2011.12.20)
お役にたててよかったです。ほんとうにありがたいです。
スイス、いいなあ…でも寒そうですね、よい出産を!
2012年はたいへんな年になりそうなので「思ってないことは言わない、それで一年をなんとか乗り越える」を目標にしています。
(よしもとばなな-2012.01.13)
ばななさん
いつも、本当にいつも、ばななさんの作品が心の底を流れています。その流れを作ったのは、20年以上前で、動けない身体で、覚えるくらい一生懸命「白河夜船」を「ハチ公の最後の恋人」を「みずうみ」を読んでいます。ばななさんの作品があって今があります。ありがとうございます。

最後ということで、ひとつ質問させてください。
ばななさんは、本当に親しく、お世話になっていた年上の人の見えなかった癒されてない心の傷を知ってしまったとき、どうしていますか?
わたしは、半年くらい前に、友人から仕事の立場に関係が変わったときに、そういう体験をしました。その人の作品の質の高さや、普段の物言いや態度から、まさか、本人が自分自身の傷に手付かずのまま、とても大人になって、他人の傷を癒していたのだということに、気がつきませんでした。
それ以来、その人とは、きちんと話をしていません。どうしたいのか、自分でもまだわからないのです。でも、何かの形で、外にそのことを還元するべきなのだろうと思うのですが、その方法がわかりません。ばななさんなら、作品を作るのだろうなと思うのです。わたしは、生きていく上でそれをしたいと思います。参考までに、ばななさんの方法を教えていただければ嬉しいです。

これからも、生きている間中、ずっとライブで、ばななさんの作品が読めるのだと思うと、ものすごく生きた心地がします。たくさんの痛みから作品ができていることを想います。それをひきうけてくださってありがとうございます。大事に読みます。大事に伝えます。これからも、少しでいいので、書いてください。このサイトを続けてくださってありがとうございます。
 
(もこ-2011.11.10)
心に傷のない人もまずいないし、なにか作品を作る人はたいてい傷をもった自分を癒すところから作り始めているわけだから、それは普通のことなんじゃないかなと思います。
作品を作ってるということは、手つかずじゃないんじゃないかな?
私は人の傷を見ても、それをテーマに作品を作ることはないです。というのは、人間はみんな深いところでは同じだからです。
どう対応しているか、その違いだけだと思います。
その人には知っている上で普通に接し、自分は自分の道を歩んで行くしかないのではないかと思います。
それがその人に対して唯一できることかなという気がします。
(よしもとばなな-2012.01.13)
ばななさん、こんにちは!
あと15日で10代とおわかれの19歳女子です。ばななさんの本が大好きで、本棚の半分以上はばななさんの本です! 高校のころ、1日遅れてたら死んでたかも……と真顔で言われるような病気をしましたが、そんな時もばななさんの本にとても救われました。ありがとうございます。「TUGUMI」泣きました。
質問なのですが、私は病気からある程度復活し、受験をし大学で看護の勉強をしています。しかし、まだ本調子ではなく、大学での生活に自信が持てず、尻込みしてしまう自分を感じます。ばななさんは自信がなくてもしなくてはいけないことがあるとき、どうやって自分を奮い立たせますか?今、後期授業が始まるのが怖いです。
長文失礼しました。まだ暑いですが、身体に気を付けてください。
 
(ぉでん-2011.09.11)
ありがとうございます。
それは体のほうに聞きながら、のんびりペースでやっていくのがいいのかもしれないですね。
そして看護は授業よりも仕事の現場のほうがもっと厳しいです。
完治する病気なのかどうかもわからないので、うかつなことは言えませんが、とにかくこれからの人生は病気を気づかいながら、なかったことにしないで生きていくほうがいいし、それでもできる仕事はたくさんあるし、完治するものなら完治させたほうがいいし、
長い目で考えた方がいいと思います。
(よしもとばなな-2012.01.13)
こんにちは。
ばななさんの書く物語は、自然に心地よく浸れるので大好きです。本を読んでいて、スピリチュアルな話にもふれられていて、きっといろんなことに偏見なく物事を捉えられる方なのだろうなと感じています。そこで、質問しようと思い立ちました。
私の恋人も、全く偏見のない人で、あらゆることをそのまま受け入れる人です。その延長線で、社会的に見たらすぐに「信頼性にかける」と判断されるようなことでも、真実だと疑いません。たとえば超科学・超文明、カルト宗教や右翼的陰謀論などにもとから惹かれていて、かなり本気で調べたりもしています。
しかし、私は、彼とつきあうまで、そういったものをバカにしてきました。そのことは彼には隠しています。この先いっしょに生きていく上で、頭ごなしに否定するような気持ちを持ちたくないのですが、どうしても受け入れられず困っています。
一人一人が、考え方や信じるものが違うことは当たり前のことだと思います。でも、相手のことを否定せず、傷つけずに「あなたが信じていることを私は信じていない」とを伝えるのは難しいです。
ばななさんも、「これはそうだな」「これはちがうな」ということは実感をもって選びとられてきていると思います。受け入れ難い話をされたときは、どのように応じたらよいのでしょうか。よろしければ教えてください。
 
(リン子-2011.08.18)
相手が押しつけてくるまでは、別にフリーな時間でいいのでは…?
押しつけてくるようなら、「興味がない、ごめん」でいいのでは。
私の友達がフリーメイソンマニアで、陰謀の話をすると奥さんに「ごはんがまずくなるからやめて」
と普通に言われていますが、うまくいっています。
(よしもとばなな-2012.01.13)
ばななさん。はじめまして。
ずっと、ずっと読んでますが!質問は初めてです。
下町娘としてはこのようなラブレターを送ること自体が相当恥ずかしいのですが……谷根千出身の33歳です。
ばななさんの小説を小学校5年から読み続けてきました。今はなき道灌山ストアの横にある創文堂書店で、ばななさんのサイン入りの本を買わせて頂きました。
私の中学校からの親友の家は酒屋さんですが、吉本家のお得意さまの酒屋さん!だそうです。
『父ちゃん、吉本さんの家に行くとなかなか帰ってこない〜』 との噂……笑
『吉本家はすごっくお酒を飲むんだよ』の噂……笑

ばななさんへの質問はただひとつ、谷中・根津・千駄木以外に住もうと思ったきっかけは? また、出て良いと思ったきっかけを教えて頂きたいです。
ちなみに私は生まれて初めて地元を出て神奈川で1人暮らししてますが、谷中ほど地元を愛せません。地元を愛せないのはつらいですね。
ばななさんは地元、谷根千以上に今住んでいる場所を愛せますか?
 
(ひろた あや-2011.08.02)
まだ実家があり、実家によく行くので、ほんとうに離れたという気がまだしていないのですね。
今、三茶よりに住んでいますが、下北沢は昔の下町に似ているので、とても愛しています。
どちらも好きなので、ハッピーですが、多分夫の仕事の都合上、もう下町には戻らないかもしれないな、と思っています。
やべさんのおじょうさんによろしくお伝えください。
まだ現役でいつも笑顔のおじさんには感動します…
出たきっかけは一度目の結婚で、当時はまだ犬をたくさん飼っている人が少なく、賃貸のペット環境が特に悪かったからです。
(よしもとばなな-2012.01.13)
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